ついにアマンへ初訪問。一ヶ月以上前から予約していたので、窓際の席に通していただくことができました。
レビュー
■食べ物
<セイボリー>
竹炭バンズを使ったサンドイッチ
自家製スモークサーモンとアスパラガスのラップサンドイッチ
エビとアボカドのトマトコーン
4種チーズのテリーヌ クロスティーニ
セイボリーが4品。どれも文句なしにおいしかったです。
何気なく挟まっているレタスがすごくしゃきしゃきだったり、ちょこんとのっているエビがぷりっぷりだったり、素材の良さが際立っていると思いました。
チーズのテリーヌはゴルゴンゾーラががつんとくるのですが、上にのったいちじくのペースト?が絶妙にマッチしていて…物足りないくらいの量で終わるのもまたよくできていると思いました。とにかく全部おいしいです。
<スイーツ>
ダイヤモンドの器といちごのパート ド フリュイ コーティング
ブラジル産カカオ 62%チョコレートとライムキャラメルのボンボンショコラ
フレッシュブルーベリーを入れたチョコレートバッグ
抹茶のシフォンケーキ
ブラックベリーのエクレア
カシスとレモンのプチガトー
オレンジとアールグレイのタルト
キウイフルーツと貴腐ワインのジュレ チョコレートハット
言わせてもらうね。チョコレート多すぎ。人よりチョコレート好きである自信があるけれど、多すぎよ! でも見た目のエンターてイニング性が全体的に高くて、特別な日にくるのにはぴったりだと思う(と言う、なんでもない日に来た私)。
2段目のスイーツ群に関してなのですが…めちゃくちゃおいしいです。スイーツがおいしいところはこれまでにリッツ・カールトンしかないなと感じていたのですが、ここは本当においしかった。特にオレンジとアールグレイのタルトは、好みの食材であるということもあって感涙レベルのおいしさ。ブラックベリーのエクレアも、シューとクリームとブラックベリーのバランス感が絶妙で、一口食べた瞬間にスタンディングオベーションという感じでした。正直、シフォンケーキもやばかったですね。とにかくバランス感がうまいです。ふわっとしたシフォンケーキにがぶりとかぶりつくと、上にのったクリームがこれまたふわっふわ。そして上にのった薄いクレープがパリパリをプラスして…。とにかくスイーツのレベルが本当に高かったです。
<スコーン>
プレーンと抹茶のスコーン
クロテッドクリームと自家製ジャム
これなんですよねえ…。なぜか全然おいしくない。逆にスコーンがおいしくないところは滅多に出会わないんですけど、なぜスコーンがこんなに微妙なのか…。
食感としては、ばりっ、もふぁもふぁ。かたいし、つぶれた形状なので、上下に割ることもできないです。上下に割れないスコーンなんてスコーンじゃない。味自体も内容がなくて、はちみつやジャムをつけないととても食べられない。
とにかくスコーンが大好きで、スコーンを食べにきているくらいのテンションなので、スコーンがおいしくないのは本当に個人的に大打撃。ほんと、スコーンさえおいしかったら諸手をあげて通うのに…。
■紅茶
・ロンネフェルトの紅茶がメイン。スプレンディド アールグレイおいしい。
・ポット提供。なくなるまで交換できないため、ふたりでシェアしてどんどん飲みきっていくのがおすすめ。
・ポットはずっと温められている。
・シーズナルアイスティー「桜ベルガモット」おいしかった。
・茶器もブラック。カップのサイズはこんまりしていて、がぶがぶ飲めない私には嬉しかった。
■ハード
内装→ものすごい天井高。モダンジャパニーズという感じでかなり洗練された雰囲気。お箏の生演奏もすばらしかったです。
景色→曇っていたので写真があれですが…皇居の方が見えていて、とても良い景色でした。日差しがまぶしくなるとシェードが下がってきて、調整してくださっていました。
接客→ハードに対して接客のレベルは低かったです。最初に案内してくださった女性はとても感じよかったのですが、あとからスコーンを持ってきた女性は、入れものがテーブルに着く前に手を離したために、投げ置かれた形になって、連れの友人と思わず目を見合わせてしまいました。その際に紅茶の追加注文もしたのですが、ろくに返事もせずに、友人と「何かいやなことあったのかな…?」と推測してしまうほどでした。あと、男性のサービスさんが二回もわたしたちの椅子につまずき…失礼しましたの一言もなかったために全体的に居心地が悪かったです。
全体の満足度
超がつく主観ですので悪しからず。
★★★☆☆
スコーンがおいしくないのが致命的すぎます。逆に、セイボリーとスイーツのレベルは本当に高いので、スコーンを重視しない方にとってはかなりおすすめできるかと。ただ、高いんですよね。お気に入りのマンダリンは一休で行けば4500円かからないことを考えると、あんまり気軽にリピートできないかな。
接客のレベルの低さに関しては、個人的には本当にコンテンツだけ楽しみに行っているので減点対象にはしていないのですが、少なくとも目上の人をお連れしたり、恋人のお祝いごとをするシーンなどには利用したくないなと思いました。